しじら織は縦糸と経糸の張力差を利用して織りあげ、「ちじみ」に仕上げてあり、「しぼ」と呼ばれる凹凸があるのが特徴です。肌ざわりがよく軽くて涼しい織物で夏の浴衣、甚平などに利用されています。 見た目の高級感はこの素材ならではのもので、本当に軽くて着やすいです。縦糸には5〜6色の全く統一性のない糸を規則正しく使用し、横糸には表現したい色を使います。深みのある地色は多くの色目を使って織り上げるからこそ生まれるのです。