撚りのない生糸で織られた羽二重は、鳥のようなふわっとした風合いです。また、たて糸を2本引き揃えて製織することから「二重」という意味にとり「羽二重」という名が生まれたと言われています。よこ糸を水で湿らせて、たて糸と織っていく製織法で。通称「ぬれよこ」と呼んでいます。「ぬれよこ」は、撚りもなく引っ掛かりのない極上のつるつるとした肌触り感を生みます。ですので組織が細やかとなり、なめらかな光沢を醸し出します。肌にも優しい素材として有名です。柄は見ての通りの仕上がりです。手描き師「奥村雅寿氏」によるのぼり鯉はため息ものの完成度ではと思います。